乾燥肌対策に効果的な成分としてよく知られているのがセラミドとヒアルロン酸です。化粧品にも配合されていることの多いこの二つの成分、どのような違いがあるか知っていますか?

セラミドとヒアルロン酸には二つの大きな違いがあります。この二つの成分の違い、一つ目は存在する場所です。人間の皮膚は表面から順に、表皮、真皮、皮下組織の三階層に分かれています。セラミドは最も表面の表皮の角質層、ヒアルロン酸は中間の真皮に存在しています。

この二つの成分の二つ目の違いは、その働きです。セラミドは細胞と細胞の間を埋める細胞間脂質の一つで、水分の蒸発を抑えて肌を保湿するとともに、細胞間の隙間を埋めて外部の刺激から肌を守る働きがあります。真皮はコラーゲンとエラスチンが網目状に張り巡らされており、表皮を下から支えています。このコラーゲンとエラスチンの隙間を埋めているのがヒアルロン酸で、肌内部の水分を保って肌全体に弾力性と潤いを保持する働きがあります。

この二つの成分はどちらも加齢によって減少します。そのため、年齢とともに乾燥しやすくなり、シワやたるみもできやすくなるのです。

乾燥肌対策には、この二つの成分を効果的に取り入れる必要があります。ヒアルロン酸によって肌内部に十分な水分を蓄え、セラミドによってその水分が逃げないように保湿するとともに肌のバリア機能を高めるのです。

セラミドは肌表面の角質層に存在するため、化粧品を使って補うことが可能です。一方ヒアルロン酸は分子が大きいため、化粧品では本来存在する真皮にまで浸透させることは難しいでしょう。ただし、肌表面や角質層で水分を抱え込んで保水する効果もあるため、肌に潤いを与えることは可能です。また最近では、浸透力の高い低分子のヒアルロン酸も登場しています。

この二つの成分は食品やサプリメントで経口摂取することも可能です。特に成分が高濃度で配合されたサプリメントを継続して摂取することで、肌内部でのセラミドやヒアルロン酸の生産量が増えたという研究結果も報告されています。